昨年夏に札幌の中島公園を訪れた際に、面白いものを見つけたので写真を撮ってきました。札幌コンサートホール Kitaraの目の前にある大きな石です。
安田侃さんによるアート「相響(そうきょう)」
この写真を撮ったときはこれがなんだかわかってなかったのですが、独特な雰囲気を持ち、風格みたいなものを感じて素通りできなかったことを覚えています。高さは2m以上、横幅はその倍ぐらいあります。
帰ってからGoogle先生で調べてみると、すぐに出てきました。
これは彫刻家・安田侃(やすだ かん)さんによるアートだったのです。
名前は「相響」(そうきょう)。大理石でできた彫刻です。
実はこの「相響」というのは、この1つの石だけではなく、3つの石の連作だったようです。残り2つは札幌コンサートホールKitaraの中にあり、その3つが互いに響き合っているそうです。
だから「相響」なのですね。
安田侃さんについて
安田侃さんという方は、イタリアを中心に活動している彫刻家で、出身は北海道の美唄市だそうです。
(美唄市と言えばJ-POPの五十嵐浩晃さんも出身ですよね。芸術家が多い??)
大理石やブロンズによる彫刻作品が多く、緩やかな曲線が持ち味だとか。札幌のあちこちに作品が展示されているようですが、最も有名なのは、札幌駅の西コンコース南口前にある大きなドーナッツ型の彫刻。名前は「妙夢」(みょうむ)。これもKitaraの相響と同じように大理石でできています。ここは待ち合わせのメッカでもありますよね。
その他、創成川公園や知事公館にも屋外作品があるそうなので、私も今度訪ねてみたいと思います。
安田侃さんは基本イタリアに住んでいるのですが、美唄市にもアトリエがあり、美唄市の野外彫刻公園「アルテピアッツァ美唄」にはいくつかの作品が展示されているそうです。こっちも要チェックですね!